決して遠くなんかないよ。@ジャニーズWEST1stドームライブ
開演前、ボーカル無しの ♪ええじゃないか のBGMが流れた。
まるで打ち合わせでもしたかの様に、皆がペンライトを各々の色に灯して、曲に合わせて自然に動きはじめる。光の波がどんどんどんどん広がって、いつの間にか45000全てが7色に輝きながら曲を奏でていた。
「………うわぁ……!」
そんな景色を見てつい声が漏れた。絶句だった。私だけではなく、周りの人たちも皆リズムに乗りながらそれぞれの想いを口にする。
「綺麗だ…………」「まだwest出て来てないのに!」「……おっきいなぁ……」
クリスマスの京セラドームには45000と7人の笑顔と希望が溢れんばかりに詰まっていた。
先日、ジャニーズWEST1stドームコンサート ❤️24から感謝🎄届けます❤️にお邪魔してきました。(嬉しいことに、ご縁がありまして今回は12/24,12/25の両日全3公演でWESTくんと同じ空間を共有することが出来ました。セトリや構成、メンバーの詳細なレポはたくさんのブロガーさんが書いてらっしゃるのであえてきちんと触れませんが、自分の感じたことをゆるく残しておこうかなと。)
冒頭の通り始まる前から胸がいっぱいで。正直、ドームコンサートをやると発表があった時*1、どうせ空席が出来てしまって本人たちを悲しませてしまうくらいならまだドームはやらなくて良い、ジャニーズWESTにドームはまだ早い、と思う自分がいました。
それと同時に、ついこの間まで日生や新橋演舞場で手に取るような距離で見て彼らと触れ合っていたのにもうドームなの?と半信半疑で、、、
まだもっと近くで見たいのに、と複雑な気持ちがあったのも事実です。自分なんか、所詮デビュー発表オチの身なんですけど。(心狭いなぁ。でも同じ様に思っていた方も少なからずいらしたと思います。)
メンバーもいろんな媒体で、本当に埋まるか不安だ、埋まっていない夢を見る、と言及していたし相当不安だったんだろうなと。
そんな中誰も予想していなかった追加公演すらも決まり、9万人超動員予定が13万人超になり。いざ本番蓋を開けてみると、こんなに広い会場にびっしり7色の光が。泣けない訳がない。
遂に会場が暗転して、6人のサンタクロースと1匹のトナカイ*2のOPVTR。
みんなでソリに乗って空を飛ぶけど、上空でソリの綱が切れて落下してしまう7人。
落ちた先は……京セラドーム。
前から思ってたけどWESTコンで流れる映像の完成度って本当に高い。
クリスマスの神聖な空気感の中、プレゼントを準備してるWESTサンタの映像めちゃ可愛かった。
夢見たいな世界観を作り上げることのできる淳太くんなのですが、幼い頃からプロテスタントを信仰してきた環境って言うのは彼にとってプラスの影響になってると思うんです。
淳太くんにとってクリスマスはきっと、一般の人にとってよりもずっと大切なものだろうし大きなツリーの下七面鳥食べたりケーキ食べたり、プレゼントもらったり……絵に描いたようなクリスマスを過ごしてきた、そんな淳太くん*3にとって大切な日を全てジャスミンに捧げたる!っていう心意気が、構成やセトリ、発言など内容全てから感じられました。
僕のハジメテあなたにあげちゃう!
ってニヤニヤしながら言う彼は、本当にまっすぐ真摯に私達ファンと向き合って、私達が喜ぶことを、と一生懸命考えてくれてると思うんです。
クリスマスの「プレゼントもらえるかな?」って言うワクワク感と、大好きな人たちに会えるライブ前の高揚感ってちょっと似てるし、そこを上手くリンクさせてたのが流石だなと。ナイス、GJ淳太くん!!!!!
遂に幕が降りて、歓声が最高潮に湧き上がって。いつものポーズのWEST。
「せーの!」
ええじゃないかー!
重岡くんの声に、全力で応える私たち。ありったけ笑顔のメンバー。会場がこんなに広くなっても、デビューの時の彼らのええじゃないかのコールと温度も距離感も全く変わらなくて。
ドームっていう未知の世界でWESTを見ることに対してのモヤモヤとか、全部吹き飛びました。
「一生忘れられないです。幕がおりた瞬間、言い慣れたええじゃないかが全然出てこなかったです。景色に飲まれて。初は一回だけなんで一生忘れないです。ツアーに向けていい刺激というかいいエネルギーを充電できました。ありがとうございましたほんまに」
コンサート後のレコメンで淳太くんがこんなことを言ってます。コンサートのMCでも、メンバーが皆口を揃えて「せーの!が飛びそうやった」「なんて言えば良いかわからんかった」と。
きっと、7人から見た景色はもっともっと綺麗で、びっくりするほど大きかったんだろうなぁ。
そんな中冒頭から涙声で煽る照史くんがとっても印象的で。最初の自己紹介から泣いてて、、そんな彼らしい姿が1stアルバムリリースパーティ*4の時の状況と私の中で勝手に重なりました。
2014年夏、私の初めての横アリ。"センター席"の部分しか使わず、通路にもメンバーがたくさん降りてきてくれた、そんな小規模で暖かいイベントでした。丁度照史くんの誕生日と日程が重なり、「お誕生日おめでとう」のうちわを初めて握りしめた思い出。(確かなんかの特典になって映像化されたよね?、、要チェックです)
ステージの上に箱が運ばれてきて、メンバーのみんなで蓋を開けたら誕生日ケーキで。
「皆さんありがとうございます。WESTになって……………(言葉に詰まる)だってめっちゃしんどかってんもん…………!…………なる前とかやっぱ、みんなもそうやったと思うけど、しんどい思いとかもさしてしまって。俺もしんどかったし……3人もそうやし、4人もしんどかったし、色々いろんなこと経験させてもらって、そっからジャニーズWESTになって………
今こうやってファンイベントでたくさんの人が集まってくれて。
…………………生まれてきてよかったなって」
めっちゃしんどかってんもん……って堪えきれずわんわん泣く照史くんを見て胸に来るものがあり号泣しました。
私はジャニーズWESTを昔から応援しているわけではないし、昔のWESTの事なんてひと握りしか知らないし私なんぞが言えることでもないって自覚はしてるんですけど、ただ「本当に良かったね」のひとことなんです。とってもシンプルだけど、過酷な時代を知らない私が、彼らにかけることのできる言葉なんて限られてて。これくらいの事しか言えないよ、、、
何度も言うけど今回のドームはその時と規模は全く違うのに、当時と同じような一体感で包まれてたんです。
最後の挨拶の時、照史にスポットライトが当たると 、会場全体がオレンジの光に包まれました。
一切制御なんてされてません。45000人が自然に手動でペンライトの色をメンバーカラーに変えていました。
「もう無理~~!!!!」
ってメンバーの方を向いて泣き出す照史くん。
「生まれてきてよかった」
続いて口にした言葉は、リリイベの時と同じものでした。
耐え切れず溢れてしまった涙を拭う彼の姿はいろんなものを背負っていて。うんうんって、頷く淳太くんはまるで気持ちを全部分かっているよう。
関西Jrを引っ張ってきたばど、人一倍責任感の強い照史くんが抱えてきたものって相当大きかったんだろうなって。
最後の淳太くんの言葉。
「僕は正直デビューするまではこの景色を見ることはないんだと思っていました。何度も何度も、逃げ出そうかと思ったけど、みんながそのペンライトのように照らしてくれて、それが大きくなるたびに逃げてはいけないんだと思うようになりました。
みんながいるから僕はここに立ててます。
もうすぐ3年を終え4年目に入ります。もしかしたら喧嘩するときもあるかもしれない、上手く行かんこともあるかもしれない。
そんな時は皆さんのペンライトで今みたいに僕らの道を照らしてください。その光があるだけで僕達は前にすすめます。
皆さんとなら何でもできると確信しております。」
私達はメンバーに直接何かしてあげることは出来なくて、ペンライトを振ることしか出来ない。時に無力であるなと感じる時もあります。
でも、ペンライトを振ってくれるだけで力になると言ってくれる淳太くんってヲタごごろって言うの?めちゃくちゃわかってらっしゃるな~って。
いつもまっすぐ全力で私達に向き合って、愛で包んでくれる淳太くん。
「ここにいる子はもちろん、ここに来れなかった子も誰一人置いて行かないです。
もし、『ついてくるのがしんどそうやな』って子がいたら、手を引っ張ってみんなで進んでいきます。
だからどんだけ大きくなっても、大きくなるのが目標なので、距離が遠いと感じても僕達は変わらない距離で皆さんと寄り添っています。
いろんなジャニーズがいるけど、どのグループよりも近い距離感で僕達と歩いて行きましょう」
会場が大きくなってどんどん遠くなるなーとか、ファンサもらえないじゃん、近くでみれなくなった、とか思ってた今までの自分が本当に恥ずかしくなりました。
場所や規模は違えど本人たちの気持ちは全く1mmも変わってなくて。ジャニーズWESTらしい、「みんなで突き進むで!ほらついてきてジャスミン!」みたいな勢いのある空気感は最初の頃からブレずにあって。
私を含めて、 会場が大きくなってどんどん遠い存在になってしまうと感じていた人も多いと思うけど、この言葉を聞いて、あのコンサートの空気感を共有したらそんな不安な気持ちもなくなったんじゃないかな。
すすり泣く声が会場に響いて、私も涙で前が見えなくなったそんな時に、
「泣くな、笑ってる顔が一番可愛いよ!♡」
って優しく寄り添うように微笑んでくれて。
ああ、私この人についてきて良かったなぁってますます涙が溢れて。
涙涙で公演が終わったあと、アンコール1曲目は ♪人生は素晴らしい だったんです。
人生は素晴らしい 誰よりも誇らしい
…
人生は素晴らしい いつだって美しい
って胸を張って堂々と歌う彼らがすっごく綺麗で。
「大阪以外にもドームはたくさんあるから」「この公演も、もっとこうしたいなって所がたくさんあるし」って口を揃える7人にとって今回のドーム公演はただの"通過点"に過ぎないんだよね。あえてこんないい方をさせて頂くけれど。
てっぺんとったる!って7人で肩をくんで、たくさんのジャスミンに手を差し伸べて、みんなで一緒に「これが生き様やねん!」って全速力で駆け抜けるジャニーズWESTをこれからも見ていたいし、彼らがてっぺんをとるまで、いやその先まで見届けたいって。
淳太くんを、ジャニーズWESTを信じて、短い間だけど今までついてきて大正解でした。
次は、どんな景色を見せてくれるんだろう。どんなところへ連れて行ってくれんだろう。
焦って転ばないように、着実に前に進もうね。ジャニーズWESTとの長い旅路はまだ始まったばかりです。